マンション管理には3つの方法がある！それぞれのメリットとデメリットは？

全部委託

全部委託は、マンション管理に関わるほぼ全ての業務をマンション管理会社に任せる方法です。所有者の権限が失われるわけではなく、大まかな方針などを決めることができます。

最も一般的な委託方法と言えるでしょう。メリットは、楽なこと。管理会社にはノウハウがあるので管理が上手く、マンションの住民にとっても住みやすいでしょう。デメリットは、お金がかかることです。選ぶ管理会社が悪いと、費用に見合わない管理をされることになるでしょう。

一部委託は、マンション管理に関わる業務のうち、専門的な技術や知識が必要な部分を管理業者に任せる方法です。その他の業務は所有者が自主管理を行ったり、また別の業者に依頼したりします。

メリットは、全部委託よりも費用を節約しやすいことです。別の業者の選び方によっては、安く全部委託に近いサポートを実現できるかもしれません。また、委託する内容をマンション毎のニーズによって選べるのも利点です。デメリットは、所有者にそれなりの仕事量が残ってしまうことです。

自主管理は、マンション管理会社を使わず、管理組合が全ての業務を自力で行う方法です。近年ではあまり見られません。

メリットは、お金がかからないことです。

デメリットは、業務が大変なことや、管理会社よりノウハウで劣るので住み心地が悪くなりがちなことです。設備の点検が満足に行われないことで、マンション住民が危険にさらされることにもなりかねません。また、建物の劣化も速くなりがちで、資産価値を低く見積もられることになります。