北海道でマンション管理をするなら北国の物件の特性を理解しましょう
内廊下とは
北海道のマンションでは、建物内に廊下を取り込んだ内廊下を採用することが多い傾向にあります。北海道は気温が低く、廊下が外気に当たっていると凍結する恐れがあります。北海道では内廊下を付けるのが有効な対策のひとつなのです。
ただし、内廊下を採用する場合は、24時間照明をつけ、空調も作動させておく必要があるので一般的な外廊下よりはコストがかかります。
ロードヒーティングとは
雪国の建物では、地面の凍結を防ぐためにロードヒーティングを設置することがあります。地面の下にロードヒーティングを敷けば雪を溶かし除雪作業の手間が省けます。ロードヒーティングを設置すると凍結の危険性もなく住民に安全をもたらすでしょう。
電源さえ入れておけば、雪に反応して自動的に作動するので、急に雪が降ったときでも安心です。設置工事には費用がかかりますが、安全に生活するためには必要と言えるでしょう。
灯油タンクとは
北海道では灯油が多く使われます。室内での暖房やロードヒーティングなど、その用途はさまざま。大量に消費するため、灯油を保管しておくタンクも通常のポリタンクではまったく追いつきません。
北海道の多くの住宅では490リットル入りのタンクが利用されています。ただ、それだけの貯蔵量があっても1シーズンは持ちません。
ペアガラスとは
北海道のような気温の低い地域では、通常の窓では、室温はどんどん下がってしまいます。そこで使われているのがペアガラスです。
ペアガラスは名前の通り2枚1組の窓ガラス。断熱性能が通常の窓ガラスよりも高く、外の気温が室温に影響しづらいのです。また、結露も起こりにくいのもメリットで、北海道のマンション管理会社ではペアガラスを採用することが多い傾向にあります。